古巣のつどい

【電気系】戸髙 敏之先生「【瑞宝中綬章】受章祝賀会」 開催報告

 本学名誉教授の戸髙敏之先生の瑞宝中綬章受章祝賀会が、1月25日、「ホテルグランヴィア京都」にて開催されました。先生の長きにわたる教育、研究、大学運営の功績に対する令和元年秋の叙勲(教育研究功労)です。この喜びを電気機器研究室OBなど約130名(先生が1963年に電気学専攻を修了され大学に奉職後の1965年卒から教授退官時の2009年卒まで)で分かち合いました。

 祝賀会は、受付前で参加者が声を掛け合う和やかな雰囲気のまま始まりました。壇上には、礼服姿の戸髙先生が着座され、ますます豊かな白髪と、会場一まっすぐな背筋が印象的でした。来賓の方々からは、田辺キャンパスへの工学部移転をスムーズにまとめられたこと、阪神・淡路大震災で被災した直後に先頭に立って混乱を収められたこと、教授会の改革、会長を務められた私立大学情報教育協会で在任中に予算を4倍に増額された武勇伝、ダンディな着こなし、周囲の若手をも和ませる心配りの逸話が紹介されました。

 戸髙先生のご挨拶は、やはり勢いよく明るく、聞き手を前向きな気持ちにさせる“マジック”でした。そして、先生の受章発表まもない昨年11月から祝賀会の準備調整に携わった方々への感謝の言葉で締めくくられました。ご挨拶の後、参加者全員が肩を組んでカレッジソングを歌い、余韻を残しての閉会となりました。