お知らせ

1954年工業化学科卒業生同期会報告

1954年工業化学科卒業生同期会開催のご報告

 本年は卒業後満60年(還暦)の記念すべき年に当たりますので、10月30日、久しぶりに新しくなった古巣に集い同期会を開催しました。遠くは八王子市から一番電車に乗り継いで馳せ参じてくれた者、また名古屋からの参加者もあり、7名が集いました。私達卒業生は全員で30名、理工学部はじまって以来最小の卒業生数、うち消息上明者が4名、物故者9名、他は病気療養中などで出席できない方々でした。

 当日は思い出深い理化学館に集合、寒梅館の見晴らしの良い7階のレストランで会食しながら、学生時代の思い出話や近況を語り合って、旧交を温めあうことができました。会食後は通い慣れた旧西門から入校、理化学館前で記念撮影、正門を通り、卒業式が行われた栄光館内部を見学した後解散となりました。予定ではキャンパス内を一巡後、新島先生の旧邸を見学することにしていましたが、寄る年波には勝てず断念しました。

 在学中は殆どが木造建て校舎での授業や実験でしたが、今は全てが鉄筋の立派な近代的な建物に変わり、木々も大きくなり、通路も綺麗に整備され、時代の流れを感じました。

 当日は好天にも恵まれ、爽やかな秋の一時を60年前の古巣で楽しく過ごすことができ思い出に残る一日でした。次回は米寿に集うことを約し散会しました。

 最後に本会を開催するに当り、理工会関係諸氏には大変御世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

1954年工業化学科卒 古川 功 記