お知らせ

2008年度理工会(理工学部同窓会)新旧会長のご挨拶(2008.7.24更新)

前会長退任のご挨拶

退任の挨拶

この度 私は 2期(4年間)の任期を無事に終えまして 同窓会会長の任務を 退きました。 4年間に亙る在任中 同窓会会員の皆様からは 暖かいご懇意と 有益なご指導を頂戴し 心から感謝いたしております。 ありがとうございました。  顧みますと 同窓会が工学会から分離して十余年 いろいろ困難な問題があり ましたが 歴代会長のご援助や 幹事諸賢のご尽力によって 私の微力を補って いただき それらの困難を乗り越えて 今日を迎えることが出来ました。 衷心より御礼申し上げる次第でございます。

 「Dokoネット第10号」にも書きましたように 我々の同窓会にも 多少なりとも 「組織運営の基盤」が出来てきたか と考えております。しかし 一方では同窓会 という組織の難しさを再認識し 今後解決してゆかねばならぬ多くの課題について あれこれ心配を繰り返しております。関係の方々には今後とも工学会との連携に 配慮して 同志社大学理工学部の発展に寄与する有効な同窓会活動を精力的に 展開していただきますよう切望してやみません。

  幸いなるかな 4月の総会で 次期会長に上西勝也氏が選出され お引き受け いただきました。周知のように 上西新会長は 工学部同窓会の発足以来幹事と して尽力していただいておりまして 我々同窓会としては絶好の核心を得たと喜ん でおります。

 会員の皆様には 今後とも この理工会(理工学部同窓会)に より一層のご支援と ご協力を賜りますよう懇願いたしまして 私の挨拶とさせていただきます。

前会長 岡  正 太 郎

新会長就任のご挨拶

ごあいさつ

1966年電気工学科卒業の石津忠彦さんが「京都の移ろい」(2006 新生 出版)を上梓された。石津さんは、わたしの卒業と同時期に入学されたので面 識はないが4年間京都で過ごされた学生生活を振り返って大学や京都の街、 北山などの思い出が描かれており、わがことのように拝見した。阿部先生や谷 口先生も登場される。元木先生のゼミでは御所の芝生で指導を受けられたなど と、とても長閑な時代のことを伺い懐かしい思い出がかぎりなく湧き出てきた。  「過ぎ去りし日々を懐かしむ」ことをやったが最後、際限なく老化するといわれ るが歳もとれば大学や同窓生は如何ばかりかと思いを馳せることは至極当然 のことであろう。

 1994年に当時の同志社工学会長から工学会は大学の学術的な組織であり 教職員と在学生で構成し、卒業生は分離し工学部全体の同窓会をつくりたいと の希望を伺った。在学生が出席しない懇親会に工学会の費用をつかうのは如何 なものかといった理由もあったようだ。学外の卒業生にも相談され、紆余曲折は あったが、とにかく工学会の発意で同窓会なるものが発足し現在に至っている。 卒業生であり、かつ大学に残られた先生方のご努力と、僅かな学外幹事のご意 見を反映してなんとか軌道ができ、また学内にある事務局、同窓会専任の職員、 大学当局による卒業予定者からの会費代理徴収といった恵まれた環境もできあ がっている。

 同窓会の今後の発展を期すためには当初、工学会から期待された目的に向 かっているか、発足当時を振り返りそれなりの評価が必要であろう。会費納入 者は工学部全卒業生3万6千人のうち3千人、多額の費用でつくられた名簿も1 万6千人が連絡先不掲載、購入者は260人。近年の卒業生は、もはや工学会 員でないため充実した工学会誌も送られてこない。この数字に悲憤しても仕方 ないが現状のままでは同窓会の将来は暗い。


 同窓会誌の内容改善や、学部全体の懇親会のありかた、費用節減のため 電子メール、HPの活用、利用が少ない名簿の存廃について今後、新規事業 の企画よりも先に議論をしなければならない。大学の発展を願う気持ちは誰し もおなじこと、どうすれば卒業生が大学に寄与できるか、どうすれば卒業生の 皆さんにとって意義のある同窓会になるか意見をお聞きし活性化に一層力を 注がなければならないと考えている。

上西 勝也