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理工学部の小寺政人教授らの研究グループの研究がChem-Stationのスポットライトリサーチに掲載されました。

 理工学部 小寺政人教授らの研究グループの研究がChem-Stationのスポットライトリサーチに掲載されました。

 Chem-Stationは、日本人化学者の活躍を紹介するサイトで、多くの化学者が閲覧しています。

 小寺教授らの研究グループは、メタンモノオキシゲナーゼ(soluble methan monooxygenase, sMMO)の高い反応性に注目して研究を行ってきました。今回、sMMOの酸化活性種Qの電子状態を再現するdi-μ-オキソ二核鉄(IV)酸化活性種(high-spin S=2)の合成に成功し、アルカンなどの外部基質に対して高い反応性を示す事を明らかにすると伴に、酸化活性種の生成機構を明らかにしました。この論文はChem. Eur. J.の表紙を飾る”frontispecie”に選ばれました((Hot paper) Chem. Eur. J, 2016, 22(17), 5924-5936.)。また、これをさらに発展させた研究成果を、2016年に開催された第42回錯体化学国際会議International Conference on Coordination Chemistry (ICCC2016)において発表し、その成果が高く評価され、ポスター賞を受賞しました。これは世界中の錯体化学者が参加する大規模な国際会議であり、ポスター件数600件の中からわずか5件だけに授与されました。ポスター賞受賞の確率は1パーセント未満です。また本件はアジアから唯一のポスター賞です。

 詳細につきましては、
http://se.doshisha.ac.jp/doc/news/2014/20170225.html
をご覧ください。